Tag Archive: 中島みゆき

「マッサン」、「麦の唄」、そして、「フロンティア」

NHK連続テレビ小説「マッサン」
始まりましたね。
朝っぱらから中島みゆきですよ。
主題歌。
胃がもたれるわ。

「麦の唄」
いい歌だけど、売れないだろうな。
あのミミズが這いつくばったようなメロディは
プロのみゆきファンしか許容できないのでは?

サビの最後の
「麦は泣き(?) 麦は咲き 明日へ育ってゆく」
聞いた瞬間脳裏に浮かんだのは、
夜会Vol.10「海嘯」内の一曲「フロンティア」
「淋しさも優しさも ゆく手を塞げない」
特に最後の一説はほぼ同じメロディ。

「マッサン」も
日本でウィスキーを作ろうとする亀山政春と
見知らぬ土地で政春を支える妻エリー
ふたりのフロンティアの物語。

そんなこと考えて曲作ったわけじゃないんだろうけど
俺の中では第二の主題歌。

『真夜中の動物園』第3段

『夢だもの』
たぶん誰もがこれを聞いたとき、『夢だったんだね』を連想したはず。
自分が初めて買ったアルバムに収録されてた曲だったのと、その歌詞の強烈っぷりから『夢だったんだね』には非常に思い入れがあるんですが、こちらの『夢だもの』も負けず劣らずの「切(せっつ)ねぇ~~!」ぶりです。
「夢の中くらい自由だっていいじゃない」的な乙女心をみゆきっぽく歌ってます。
『ゆめ』を「だあて『ゆんめ』だんもんの~」と歌ってるのがかわいいね。
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『サメのうた』
生き物のことを「なまもの」と表現するのが素敵。柴田亜美かっちゅーの。
まぁ、インパクトのある曲ですよね。
ただ一途に、ひたすらに前を向いて生きていく、という歌。
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『ごまめの歯ぎしり』
このアルバムでハリネズミと1,2を争う好きな歌。
最初この「ごまめ」が何かわかりませんでした。ていうか「ごまめの歯ぎしり」という慣用句(?)があることすら知らなかったワ。
曲調はなんだか「昭和モダン」というか、今から見れば「昭和レトロ」というのか、そんな感じの雰囲気ですごくいい感じ。
「←ルーホスンダ」がよく似合う気がする。
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『鷹の歌』
そこらの掲示板では非常に評価の高い歌。
「この曲だけあればいいわ~」みたな評価もチラホラ。
でも自分にはいまいちこ。確かに曲調、雰囲気・・・というか系統は大好きな『PAIN』とか、名曲『誕生』や『重き荷を負いて』とかそっち系なんですけど・・・
なんかねぇ、こう、熟成させすぎて腐っちゃった、みたいな。
この鷹が誰なのか探しも、自分にはちょっと興味ないワ。

『真夜中の動物園』第2段

『今日以来』
ここ最近の中島みゆきのアルバムの系統から言うと、確かに1曲目に来そうだな、って感じの曲。さっぱりした感じ。
んでもってすごく音程とり辛そうなの。

人の善意を信じることは  怖いことです  綱渡りです
人の悪意を信じるほうが  安全でしょうね  寂しいけれど

最近こんな感じの歌詞多いですね。『Nobory Is Right』とか。


『まるで高速電車のようにあたしたちは擦れ違う』
何が高速あんたこれ、怒涛のごとく押し寄せるサビのかぶせのことじゃないですかね?
カラオケで歌ったら間違いなく死ねそうです。どこで息継ぎするのよこれw
歌自体はすごく良い歌です。単純なメロディで覚えやすいし、雰囲気がかわいくて結構好き。


『ハリネズミだって恋をする』
ハリネズミ2匹目キタコレwww。もちろん1匹目は『夜会VOL.7 2/2』のアレですよ。

最初に聞いたとき

でも  ハリネズミだってね  遠大な恋をする
隙まる出しで笑いたい

でも  ハリネズミだってね  変態な恋をする
スジまる出しで笑いたい

と聞こえた俺にはこの曲を聴く資格はないのかもしれない。・・・・モルダーあなた疲れてるのよ。
でも隙まる出しで笑うハリネズミ、かわゆす。


『小さき負傷者たちの為に』
中島みゆきのアルバムの5曲目は、やっぱりこういう曲でなくちゃね。
『ふたりは』とか『アンテナの街』とか『夢みる勇気』とか、あと『誕生』も、ドカーンと力入る曲は5曲目に多い気がします。あと9曲目あたり。
聴いててなんとなく『4.2.3』のような現実の出来事をもとにしたメッセージソングなのかしら?という印象を受けた。『4.2.3』のように正にコレだ!というのはないんですけどね。なんでだろ。
イメージとして思い浮かんだのは、アフリカの貧しい子どもたちとか、日本の薬害とかなんとか肝炎とか、そういう被害者とか。そんな感じ。

中島みゆき『真夜中の動物園』キタコレ

amazonさんが発売日に届けてくれたよ!
近所のタワレコつぶれたけど、これなら安心だね!

ざっと聴いての感想やらなにら 第1弾

『真夜中の動物園』
アルバムタイトルにもなったナンバー。

1メロ

柵も壁も  闇と同じものになった真夜中
今ではもう無い草原の  はるか彼方から
滅びた群れが  連なってやって来る

2メロ

眠っているように  外から見えるだろう真夜中
はるかな国で消えた  渡り鳥の迷子が
星に連れられて  地平線を飛んで来る

3メロ

眠っているように  外から見えるだろう真夜中
誰だい  ヒトなんか呼んだのは
流氷に座ってる
あれはシロクマの親代りだったヒトさ

1-2のメロディ部から、ああ、そういう意味の真夜中の動物園なのかしらねー、と思ってたら、3メロで「え?人かよ」と驚いた。
気になってググったら、以前話題になったドイツの動物園のシロクマ「クヌート」の親代わりだったトーマス・デルフライン(Thomas Dörflein、1963年10月13日 – 2008年9月22日)さんのことでしょうかね?

・・・こんなネタ(?)も歌詞に盛り込んでくるとは。

中島みゆきランキング

さっきBSで中島みゆきの夜会の何んか変な番組やってたんで、自分の好きなみゆきの曲ランキングをやってみようと思い立ってみた。

第1位 「瞬きもせず」
映画「学校III」(監督:山田洋次)の主題歌。観たことないけど。
中島みゆき初のマキシシングルでもあります。
胸の底から元気が込み上げてくる、そんな感じを聴くたびに感じます。
応援歌ってわけでもないのになぁ。
たぶん、バックのメロディとの何かこう・・・絶妙な何かがあるんだと思います。

第2位「PAIN」
夜会VOL.8「問う女」で公開され、アルバム「月-WINGS」に収録された曲。
壮大なスケールで、聴いた後思わず「ん゛~~~~っ」と唸ってしまう。そんな曲。
幾度となく聴いたので、スピーカー/アンプテストの際に使っているw。
やっぱり聴きなれた曲の方が善し悪しが分かりやすいよね。

第3位「昔から雨が降ってくる」
TBS「世界ウルルン滞在記“ルネサンス”」のエンディングテーマ。
主題歌よりこっちが好き。特に恐竜の行りが。何んか、目に浮かぶ。

第4位「アンテナの街」
初めて買ったアルバム「LOVE OR NOTHING」に収録。
当時から好きで、いまだに好き。好きがインプリンティングされてるね。間違いなく。

第5位「南三条」
アルバム「歌でしか言えない」に収録。車内絶唱回数なら第1位。
わずか7分半の曲に込められたストーリー。その辺の安っぽいドラマよりイイよ。

その他好きな曲
「I Love You, 答えてくれ」直球ど真ん中。バッチコイ的な。
「あなたでなければ」直球ど真ん中なんだけど、打ってもらえない感じ。
「糸」もはや結婚式の定番曲か。自分の結婚式にも登場。朗読だけどな!
「with」ちょっぴり照れながらもほんわか。そんな歌。
「歌をあなたに」優しい気持ちになれる曲。
「永久欠番」哲学的。
「肩に降る雨」何んか好き。
「空港日誌」何んか好き。伴奏がイイカンジ。
「くらやみ乙女」濃ゆい。
「サーモン・ダンス」明日に向かって元気が出そうな歌。
「さよならの鐘」クライマックスが好き。
「十二月」これも濃ゆい。
「砂の船」夜会「金環蝕」のイメージが強い。
「線路の外の風景」夜会版の伴奏も好き。
「掌」聴くより先に歌詞を読んだんだけど、鳥肌立った。
「Tell Me, Sister」憧れと現実。でも現実だってホントは。そんな歌。
「天鏡」温かい歌声と後半の盛り上がりが好き。
「ナイトキャップ・スペシャル」つい体を左右に振っちゃう。
「NOW」後半の盛り上がりが好き。
「二隻の舟」夜会のテーマ曲。鉄板。
「NEVER CRY OVER SPILT MILK」それでも、前向きに。
「Nobody Is Right」哲学的。考えさせられる。
「HALF」激しい。いろんな意味で激しい。
「萩野原」センチメンタルな遠い過去の記憶のような歌。
「ふたりは」アルバム「10WINGS」で世良正則と歌った版が好き。
「炎と水」相容れられないはずのイキモノ。激しい。
「夜曲」こんなに美しい歌がありましょうか。
「寄り添う風」発表当時の自分の心をまさに歌った歌。
「ローリング」アルバム「時代─Time goes around─」収録版が好き。
「六花」新潟にはあり得ない優しく降る雪の歌だけど、好き。
「忘れな草をもう一度」最近急に好きになった。

これらはほんの一例。
でもこうしてみると、一般人が中島みゆきと聞いて「あー、○○が好きー」っていうような定石っぽい歌が全っ然入ってないね。
まぁ、そういうのを例に挙げる人は中島みゆきを別に好きじゃない(あまり関心がない)人だと思ってますがね。